彼岸の奴隷 (角川文庫)/小川 勝己
¥820
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勝手に採点 ☆☆☆


究極のグロ・エロ・バイオレンス小説。


警視庁捜査一課の蒲生とタフな所轄刑事の和泉が、
首と手首を切断されて殺害された老女殺害犯を追う。


主人公の二人は完全に変態。


蒲生は、ガンマニアで人間を射撃することに快感を覚え、
和泉はなんと強姦魔であるうえに暴力団と癒着し、様々
な悪事に手を染めている。


そんな二人がコンビを組んで、事件を解決するどころか
引っ掻き回して、上げ句にヤクザを殺しまくる展開。

とても一般人向けではない。


その他の登場人物も狂っている奴らばかりで、何をしで
かすか分からない。


そういった意味では先が読めないスリリングな展開。


しかし、ラストはいただけない。
それだけ殺してお咎めなしとは・・・。